本当の下町
郷愁【きょうしゅう】
1 他郷にあって故郷を懐かしく思う気持ち。ノスタルジック。「―にかられる」
2 過去のものや遠い昔などにひかれる気持ち。「古き良き時代への―」
ノスタルジック【nostalgic】
[形動]郷愁を感じるさま。また、感じさせるさま。「―な町並み」
<大辞林より引用>
先日、市内某所にて まさに郷愁な気持ちにさせてくれる建物を発見しました。
波平さんの企画「勝手にロケ地」http://location.yokohama-kukan.com に登場しそうな建物です。
このままの状態で新横浜のラーメン博物館に入っていたとしても、
全く持って違和感が感じられないような佇まいの不動産屋さん。
勝手にロケ地風に、ロケのセットとしては、
ドアを開くと、灰色の事務机が2つ位、あって欲しいデス。
その横には黒いソファーの応接セットがあって欲しいデス。
テーブルの上には時折 殺人に使われるガラス製のゴツイ灰皿が欲しいデス。
太ってチョビヒゲのおじいさんが居て欲しいデス。
他のスタッフはおばあちゃんが1人だけ居て欲しいデス。
テレビで相撲を見ていて欲しいデス。
さらにこの不動産屋さんのノスタルジックポイントは建物だけで
はありません。
さらに、入り口に近づいて見ると・・・・・・・・!!!!
!!!!!
そうです。通常不動産屋さんでは、ガラス越しにアットホームと呼ばれる、
図面が張られておりますが、そんな横文字のハイカラな物は有りません。
こちらにあるのは、おじいちゃん(多分)が1文字1文字、1枚1枚、丁寧に
思いを込めて筆で書いた温かみのある張り紙。
私がもしも不動産屋をやっていなかったら、このお店で不動産を探したいです。
だって絶対に人情味が溢れていると思いませんか?
少々の無理難題でも「わしに任せておけ!」とか言ってくれそうです。
なんか色々な人生相談まで乗って貰えそうです。
たまにおばあちゃんが、漬けた沢庵をおすそ分けして貰えそうです。
むしろ、これで人情が溢れていなければ、反則だと思います。
この日はとても寒い日だったのですが、こちらの不動産屋さんを
見つけ"ほんわか"と心から、温かい気持ちになりました。