インテリアについて
みなさん、こんにちは。
すっかり春らしい陽気になりましたが、皆さんお花見はしましたか?
もう10年以上お花見をしていない。齋藤です。
今回の私のブログはちょっとマジメな話でいきたいと思います。
そもそも、先週、鎌倉の稲村ガ崎にあるウィークエンドハウスにお客様を訪ねに行ったところから話は始まります。
このお客様はウィークデイは都内で暮らし、週末や夏に稲村ガ崎の家で過ごしています。
仕事がら、さまざまな「センスのいいご自宅」を拝見する機会が多いのですが、このお客様はちょっと抜けています。
とにかく、このお客様にお会いすると毎回「刺激がすごい」のです。
一言で言うと「ライフスタイルがカッコいい」。
そのライフスタイルが住まいのインテリアに見事に表現されているのです。
例えば、値段の高い家具だけでインテリアが構成されているわけではありません。
イケアの家具やその同等の家具があって、その中にアンティークの家具が印象強く置かれていたりして。
「有名どころのデザイナーの家具だけを一揃え買ってきました!」
という安易なインテリアとは違います。
もちろん、仏像やデザイン関係の洋書などの小物も抜かりありません。
何と言っても、外国の方なので欧米のインテリアを基にオリエンタルな雰囲気の味付けが絶妙です。(ちょっと日本人にはマネできないセンスを感じてしまいます)
ウィークデイを過ごしている都内のご自宅はすでにさまざまなインテリア雑誌などで紹介されていますが、今度は稲村ガ崎にあるウィークエンドハウスも雑誌で紹介させていただくつもりです。
建物の設計・デザインは私たちが行いましたが、家具などのインテリアでこんなにもすばらしくなる見本のようなお住まいです。
そして、これからが本編なのですが、このようなさまざまなお客様との触れ合いを通して「センスを感じるインテリア」を作るコツを紹介したいと思います。
その1「自分の好みを知るべし」
意外と知っているようで知らないのが自分自身。
好きなインテリアの写真。好きなお店の内装。ちょっといいなと思う小物や素材の写真などを無造作に集めてください。
それらの写真を眺めると、必ずそれぞれの写真の共通点(公約数)が見つかるはずです。
それが、自分の好みです。
その2「実物に触れる」
家具屋さんや雑貨屋さんがあれば、まめに訪れて素材の感じや値ごろ感などをいつもチェックする。
買う、買わないに関係なくちょっとのぞくことが必要です。
ざっと見るだけでもいいんです。
それが、実際に購入する際の目利きとなります。
その3「ちょっと贅沢。量でメリハリ」
これは、テクニックの話になりますが、先ほどのイケアの家具の中にあるアンティーク家具のように、1点、もしくは数点はちょっと贅沢していい家具を置くと他の家具も見違えるようになります。
もしくは、例えば一輪挿しの花瓶など1個だけ飾っても目立ちませんが、5個、10個と同じ花瓶を置けばインパクトがでます。
壁にかける写真や絵なども同じです。
1枚を印象強く飾ってもいいですが、数枚をグルーピングして飾っても素敵になりますよね。
お金は必要ですが、無駄に使うとセンスを疑われる時代です。
その4「まずはマネから」
お気に入りのインテリア写真や参考になる友人のお部屋など、まずはマネすること。
「真似する」 当たり前です!
世の中ほとんどがマネじゃないですか。
まずは、真似してそこから少しずつ自分なりにアレンジをしていく。
これが、一番です。間違いありません。
その5「少しづつ」
「引越や新築を機にいっぺんに全部家具や小物を揃える」
これはいけません。
まず、お金がかかりすぎます。
それにその後の楽しみもなくなります。
ちょっとづつ、時間をかけて好みのお部屋にしていく!
これが肝心だと思います。
という訳で、今回は私の自宅をちょっとご紹介します。
玄関ホールのちょっとしたスペースです。
この陶器は昔、梅を漬けていたものらしいですが、無料でいただきました。
挿してある木はイケアで買いました。あまりに多くの量がありましたのでみんなに分けました。
リビングルームです。
この中で一番高い家具は黒のソファ、「コルビジェのLC2」です。
7年前に車を買うのを断念してまで買ったソファです。
ラウンドテーブルは昨年、西麻布のアンティーク家具のお店で購入しました。
インドネシアのアンティークもんです。
テーブルの上に載っている書籍やキャンドルはたまたま寄った書店や雑貨店で購入しました。
結局10年くらいかけてちょっとづつ揃えて行ってます。
もちろん、今後も続きます!
たかが住まい。されど住まい。
みなさん、がんばりましょうよ!!