門司港
こんにちは。波平です。
「レトロ」な街、北九州の「門司港」に行ってきました。
まず、「門司港駅」に降りてビックリ。
駅舎は大正3年に建てられ、街の玄関口からレトロな雰囲気。
しかも、メガホンみたい(ドリフの学校もののコントの時にいかりや長介が
もってるような)スピーカーから割れた音のジャズがホームに流れている。
ジャズが流れているホームなんて初めて!
宿泊は「門司港ホテル」。
かれこれ10年ほど前に内田繁さんがディレクションしたプチデザイナーズホテル。
10年経つとデザイナーのコンセプトと運営(客層)が微妙に違ってくるもんですが、「門司港ホテル」はがんばってると思います。何よりロケーションがいいです。
やはり箱(お店)のステイタスはソフト(お客さま)によって作りあがることを実感。
夕食を食べようと街をぶらつくと、こじんまりとした店構えの小料理屋を発見。
お店に入るとカウンター席とテーブル席が1つ。そして和服姿の女将。
お客は私のほかに地元のご年配のカップルが1組。
炭焼きで鹿児島牛、宮崎地鶏、ふぐ、野菜などを女将に焼いてもらいながら昔の
「門司港」の話などいろいろ話を聞いていると女将が
(私が横浜から来たのは事前に話済み)
「私の元カレ、横浜の人だったの、、、、、、」
「今でも箱根駅伝とかお正月にテレビで横浜が映ると、カレが映ってないか気になるの」
「お客さんと話していたら思い出しちゃったわ」
ふと立ち寄った知らない街。
男の一人旅。
カウンターだけのこじんまりした中にも味の良さがあらわれるような雰囲気の料理屋。
和服姿の女将。
そして、昔を思い出して今にも泣きそうな女将。
そこは、まるで「島耕作 ワールド」!
ただ、一つ違うことは・・・・・・・・・・どうみても女将は70歳を超えているということ。
現実は漫画のようにはいきません、、、、、、。
「博多」「鹿児島」「宮崎」九州のどこにいってもいつも“いい気分”になります。
もし、仮にどこか横浜以外で第2の人生を過ごすなら「九州のどこかの街」がいいなぁと思っています。
言葉ではうまく表わせない魅力が九州にはある気がいつもします。