9months co. STAFF’S BLOG

9months スタッフが日々感じた事やあった事をつづります。

メルマガのご紹介

皆さんこんにちは
すっかり秋めいた気候になりましたが、いかがお過ごしですか。
早くも秋冬のワードローブを買い終え、
もっと涼しくなれと祈っている4CGです。






当社では2週間に1度の頻度でメルマガを発行しています。
メルマガでは通常の取材ではお伝えできない物件情報をタイムリーに
掲載しています。
取材に行けなかった、現在販売中の最新の物件情報です。


そして、私のコラムも“おまけ”で掲載しています。
日々の業務で感じることや過去の出来事、プライベートで思うことなど
ちょっとブログでは書けないような事などを勝手に書いています。




今回のブログでは、そのコラムをご紹介します。







訳あり物件

賃貸物件の管理業務を行っている不動産業者は、不動産の「事故」に遭遇する確率が高いのです。
一口に不動産の事故と言っても、殺人などの犯罪から夫婦間の痴話喧嘩までさまざまです。
私自身は幸いなことに殺人などの犯罪が行われた物件に直接関わったことは、まだ、ありません。
しかし、管理している物件の中で賃借人が亡くなっていたことは、何度か経験しています。
年々、未婚率が上がり、家族や親類とも疎遠な環境で一人暮らし。
一般的な死因の中で心臓や脳による死亡が占めている多さを考えれば、一人暮らしの部屋の中で心筋梗塞脳梗塞にみまわれ、誰にも気づかれずに亡くなってしまうことが、それほどめずらしくないことが想像できます。
規則正しい勤務体系で仕事をしている場合、だいたい、職場の仲間から無断欠勤が続いている旨の連絡が入りますので、長くとも1週間以内で発見できます。
ところが、不規則な勤務体系で仕事をしていたり、働いていない場合は、発見が遅くなります。
そのような場合、発見の理由は、まず、「匂い」です。
近隣の部屋の居住者から異臭がすると連絡がはいったら、社内に緊張が走ります。
最初の事故の時は、保証人に連絡をとり、保証人と一緒に部屋に入りました。
そして、発見です。
いくら仕事とはいえ、非常に辛い思いをします。
発見の後に警察に通報し、現場検証が行われます。
2回目以降は「匂い」の連絡が入ったら、保証人と同時に警察にも連絡します。いずれにしても警察には連絡しなくてはならないので、部屋に入る段階からお願いするようになりました。
これで、直接、発見をしなくなりましたが、部屋の後処理はしなくてはなりません。
日頃、付き合いのある室内クリーニング業者も怯えながら片付けたりします。
もちろん、お客様とご契約する際には病死であっても告知します。

そう言えば、こんなこともありました。
以前、家賃を滞納しているお客様がいました。何度も直接訪問して催促していたのですが、いつ行っても留守なのです。保証人にも連絡したのですが、保証人も行方不明です。
めげずに訪問したある日、なんとも言えない嫌な匂いが部屋から漂っています。
「これは事故だ」
直感です!
すぐに警察に連絡しました。
警察には今まで家賃を滞納していた事などを説明し、警察官が部屋の外から匂いを嗅ぐと、
「これは、間違いないな」
警察官も若干緊張して、部屋を開ける前に鑑識の人たちを電話で呼んでいます。
警察官、鑑識官、総勢10名は部屋の前に集まったでしょうか。
もう、おおごとです。平日の昼間ですが、やじ馬が集まってきます。
ドラマであるように指紋を調べるキットみたいなモノも用意し始めました。
そして、警察官が鍵を回し、ドアを開けます。
どんな壮絶な現場が待っているのか。
想像するだけでもゾッとするので、私は一番後方で涙目です。
警察官が突入しました。
ところが人がいません。部屋はゴミなどが散らかっていますが、誰もいません。
そして、部屋に入るまえに鑑識官を呼んだ警察官がトイレやお風呂そしてお風呂の天井にある点検口を深深と覗いています。
匂いで確信して検察官まで呼んだ警察官の微妙な空気が伝わってきます。
もちろん、私としては事故でなくてよかったのですが、警察官とは目を合わせず、退散しました。
結局、事の顛末は賃借人の夜逃げだったのですが、不動産業者は匂いにも敏感になるものです。









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追伸
あまりに何事もない日々を過ごしているため、
ブログのネタがありませんでした。
ということで、メルマガの紹介をしてしまいました。
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